サービスや商品の認知拡大や、個人・企業のブランディングが目的で、ウェブサイトやSNS、ブログなどで、被写体が写った写真を投稿する個人・企業は多いでしょう。
しかし、人が写った写真を無断で投稿すると、さまざまな弊害が生じる可能性があります。何気なくアップロードした写真が原因でトラブルが発生してしまった場合、企業のイメージ低下は避けられません。
肖像権の保護の観点から、写真に写り込んでしまっている第三者の顔は必ず隠すようにしましょう。顔隠し加工をするなら、スマホでスピーディーに編集できるアプリ「Picsart(ピクスアート)」が便利です!Picsartを使えば、画像編集初心者でもクオリティーの高い編集が簡単にできます。
この記事では、顔隠し加工の特徴や企業が取り入れるべきメリット、Picsartを使ったさまざまな顔隠しテクを解説します。
顔隠し加工とは?
顔隠し加工とは、SNSやブログ、ウェブサイトなどに写真や動画を投稿する前に、顔を分からないように隠す加工方法のこと。Z世代が顔隠し加工ブームの火付け役と言われています。
「大きな目にツルツルの肌」といった理想の顔に近づけるために、とことん盛る加工が一般的だったミレニアル世代。一方で、Z世代はあえて顔を隠すことで、背景やファッションなど、写真全体の雰囲気で映えさせる効果を取り入れています。
顔隠し加工を取り入れるべき理由
顔が盛れていない時や、あえて顔を出さずに写真全体の雰囲気を見せたい時に、顔隠し加工をするZ世代と同様に、企業でも顔隠し加工を取り入れた方がよいケースがあります。以下に、企業が顔隠し加工を取り入れるべき理由をまとめました。
・肖像権侵害を回避できる
肖像権とは、第三者が無断で写真を撮影・利用できないように主張できる権利です。企業が広報目的で使用している写真に人が映り込んでしまっている場合、肖像権侵害になる可能性があります。
これは一般人でもプロのモデルでも同様で、許可を取らずに掲載することは固く禁じられています。また、公式のSNSや広報活動で自社の社員が写った写真を使用する場合でも、本人の許可を得た方がよいでしょう。
急ぎで写真を使う必要がある、または許可が取れない場合は、被写体に顔隠し加工をして個人を特定できなくすることで、肖像権侵害を回避することができます。
・写真の悪用を防げる
投稿した写真が他の媒体やSNSで使われたり、最悪のケースではマッチングアプリで悪用されてしまう可能性があります。
そのような写真の悪用による被害を防ぐためにも、被写体が写っている写真には顔隠し加工をすると安心です。
・プライバシーを保護することができる
基本的に人が写っている写真は、個人情報の宝庫と言っても過言ではありません。いつどこで企業や個人が公開した写真から、個人情報が特定されてしまうか分かりません。
大事な個人情報を守るためにも、公開する写真に不要な人物が写り込んでしまっている場合は、顔隠し加工をしてプライバシーを強化しましょう。
Picsartでできる顔隠し加工の種類とやり方
ここからは、Picsartで提供する豊富なツールを使って顔隠し加工をする方法を紹介します。以下で紹介する加工は、物や背景にも使用することが可能です。
・モザイク加工
最も一般的な顔隠し加工が、こちらのモザイク加工です。Picsartでできるモザイク加工は範囲を細かく設定できるので、顔を隠すのはもちろんのこと、写真に写っている物や文字もきれいにぼかすことができます。
Picsartを使ったモザイク加工のやり方はこちらをご覧ください。
・ぼかし加工
ぼかし加工は、モザイク加工に少し似ていますが、モザイク加工よりも自然な見た目に仕上がるのが特徴です。磨りガラスのように全体的にぼやけた雰囲気に仕上げることができます。
Picsartでぼかし加工をする方法はこちらの記事を参考にしてください。
全体をぼかしたい場合はフィルターのぼかし加工、部分的にぼかしたい場合はペイントツールの中にあるぼかしツールがオススメ!
・渦巻き加工
渦巻き加工は、ぐるぐる渦巻きで顔を隠す加工です。2021年にさまざまなメディアで取り上げられ、特に若い世代から高い支持を得ています。
「ありきたりな顔隠し加工では物足りない」「パッと目を惹く顔隠し加工にチャレンジしてみたい」という方は、ぜひこの渦巻き加工を取り入れてみてはいかがでしょうか。
Picsartを使って渦巻き加工をする方法はこちらから。
・スタンプ加工
Picsartでは、種類豊富なスタンプが利用できるので、好みのスタンプを選んで顔隠し加工をするのも一つの手です。
スタンプ加工は、他の顔隠し加工よりも簡単にできるので、手っ取り早く加工をしたい方にオススメです。
・油絵加工
油絵加工は、オシャレな顔隠し加工として、トレンドに敏感な人たちから注目されています。一言で油絵といっても、さまざまな質感の絵の具が選べるため、写真の雰囲気に合うものを試してみましょう。
ここからは、Picsartアプリを使って油絵加工をする方法を紹介します。
・STEP 1:ホーム画面中央下にある「+」ボタンをタップする
・STEP 2:顔隠し加工をしたい写真を選択する
・STEP 3:ステッカーツールで顔隠し加工をする
ステッカーツールで「Paint」または「Stroke」と検索して、お好みの油絵のステッカーを選んで加工します。
・STEP 4:画面上にある保存ボタンをタップしてデータを保存する
画像を投稿する際の注意点
画像の投稿をする際は、細心の注意を払う必要があります。一度公開されたら一生「デジタルタトゥー」としてネット上に残ってしまう可能性があるためです。
顔隠し加工をしていても、以下のことが原因で身元が特定されたり、個人情報が漏洩したりしてしまう可能性があります。
・ハッシュタグや位置情報
SNSに写真を投稿する際に、ハッシュタグや位置情報をつける人は多いでしょう。良かれと思って付けたハッシュタグや位置情報が原因で、身バレしてしまう危険性があります。
・高性能なカメラによる不本意な写り込み
スマホのカメラといえど、その性能は侮れません。数年前のスマホに搭載されていたカメラと比べ、最新モデルのスマホカメラの性能は劇的に進化しています。
何気なく撮った写真の中に、小さく個人情報や機密情報が写り込んでしまっていないか必ず確認しておきましょう。何者かによって大切な情報が抜き取られる可能性は無きにしも非ずです。
・ピースサインや指の腹を見せるポーズ
ピースサインを始め、指の腹が見えるポーズにも要注意です。この何気ないポーズによって、指から指紋情報が抜き取られる可能性があります。これは、カメラ技術の高度化が生んだ新たなリスクと言えるでしょう。
最新の技術を活用すれば、拡大した写真に指紋を強調する画像処理を施し、偽の指紋を作ることが可能です。偽の指紋を作られてしまうと、スマホやパソコン、ドアロックを解除されたり、重要な個人情報や機密情報が、第三者の手に渡ったりしてしまう可能性があります。
情報保護に顔隠し加工を取り入れよう!
盛れていない顔を隠すのはもちろん、個人情報や機密情報の保護や、写真をオシャレに見せたい時にも重宝する顔隠し加工。顔隠し加工は、個人のSNS投稿だけではなく企業案件でも大活躍します。
ウェブサイトやSNSに投稿する写真に顔隠し加工をすることで、情報漏洩の防止やプライバシーの保護に役立ちます。
さまざまな画像編集機能が搭載されているPicsartのアプリを使って、写真の雰囲気とマッチする顔隠し加工を取り入れてみましょう!