会社の顔となる名刺は、自分自身だけでなく、会社やブランドの印象を左右する重要なアイテムです。名刺一つで、今後のビジネスチャンスに繋がったり、さまざまな業種の人たちと関係を構築できる可能性も高まります。
「相手に好印象を与える名刺を作りたい」「急ぎで名刺が必要なので即日で入手したい」「できるだけ安い費用で名刺を作成したい」という全てのニーズを満たしてくれるのが、「Picsart(ピクスアート)」です。
画像編集アプリとして知られるPicsartは、SNS映えするオシャレな画像編集ができるだけでなく、ビジネスやプロモーションなど、さまざまなシーンで使える名刺の作成にも活用することが可能です。
今回は、Picsartを使って名刺を自作するメリットや、名刺を自作するコツ、Picsartアプリを使った名刺の作成方法を解説します。この記事を参考にして、自分好みのオリジナル名刺を作成してみましょう!
Picsartアプリで名刺を自作するメリット
専門外の方が、高度な画像編集ソフトを使って名刺をデザインするのは至難の業です。とはいえ、「業者に名刺デザインを依頼するのも気が引ける」という人もいるでしょう。
そんな方たちの救世主となるのが、Picsartです。ここからは、Picsartのアプリを使って名刺を自作するメリットをご紹介します。
テンプレートを選択するだけで簡単に作成できる
「オシャレな名刺を自作したいけど、上手にデザインできるか不安」「名刺デザインのアイデアが浮かばない」「できるだけ時間をかけずに可愛い名刺を作りたい」という方は、Picsartアプリのテンプレートを活用しましょう。
名刺作成のためにすべき作業は、好きなテンプレートを選ぶことと、名刺作成に必要な内容を入力することだけ!
自分好みにカスタマイズできる
Picsartでは、テンプレートを使った名刺作成だけでなく、一から自分で名刺をデザインすることもできます。
名刺デザインのアイデアが頭の中にある方は、Picsartを活用して、自分好みの名刺を作ってみましょう。
安い費用で名刺を作成できる
依頼する会社によっては、名刺のデザイン料が印刷費よりも高いというケースも…。
Picsartを使って名刺を自作すれば、必要なコストは印刷費のみ!余計なデザイン料を節約することができます。
即日で名刺を仕上げられる
Picsartを使えば簡単かつスピーディーに名刺を作成できるので、あとは印刷サービスの手配次第で、名刺を即日受け取ることも可能です。
また、Picsartがあれば、名刺を作成するためのデザイナーやパソコンも必要ないので、時間や場所を問わず、スマホ一台で名刺を仕上げられます。
小ロットで名刺を作成可能
名刺デザインの作成から業者に頼む場合は、ロット数が指定されていることが多いです。
しかし、Picsartで名刺をデザインし、コンビニや自宅で印刷すれば、必要な枚数分だけ名刺を作成することが可能です。
Picsartで実際に名刺を作った人の評判
ここまでPicsartで名刺を作成するメリットを紹介しましたが、「実際にアプリを使って名刺を自作した人たちの評判や感想が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
以下に、Twitter(ツイッター)上にある口コミを紹介します。
名刺はPicsArtで画像作って、セブンのネットプリントで作る。
明日、バスの前にセブンよってプリントしてくる— 亜松このは。固ツイ確認お願いします (@amatu_happa09) February 10, 2018
PicsArtで画像作って現像して切って百均の名刺カードに貼って角丸めたら完成🙌簡単すぎてごめそ🥺
— 𝙆𝙤𝙝𝙖𝙧𝙪🪐 (@khr_moon_yoon) January 13, 2021
ちな、わしはあんまパソコン上手くないからPicsArtで名刺サイズの画像加工してネットで印刷依頼したわよ。
— かげかげ。。。。。。。。。。。。。。。。。。 (@tkg_oishii_) June 26, 2020
編集だけならpicsartとかおすすめですよ〜。
100均で名刺用紙買ってくればワードのフォーマット使って印刷もできますよ— のりす (@3shineXX) September 21, 2019
スマホのアプリでPicsartってのがありまして、かなり有用であります! みーむんもわたくしもこれで名刺作ってますw
ちょっと慣れるまでは大変かもですが⋯⋯。— はねむーん (@hanemoon920) August 27, 2017
このように、多くの方がPicsartを使って手軽に名刺を作成しています。
名刺を自作する際に考慮すべきポイント
名刺を初めて自作するにあたって、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
ここでは実際に名刺を作成する前に知っておきたいポイントについて、ご紹介していきます。
名刺のサイズ
日本で使われている一般的な名刺は、東京では「4号」関西では「大阪9号」と呼ばれるもので、サイズは91mm × 55mm(1254 × 758ピクセル)です。
欧米で使われている一般的な名刺のサイズは89mm × 51mmです。欧米サイズの名刺だと横長でスタイリッシュな仕上がりになりますが、日本の名刺入れに入らない可能性があるので、日本で名刺を使う場合は日本の規格に合わせて作成するのが得策です。
名刺に含める内容
名刺は「自分の分身」と言われるくらい重要で、会社のサービス・商品や自分を売り込むためにマストなアイテムです。相手に好印象を与えるために、以下の内容を名刺に含めましょう。
・氏名
・会社名(法人名/屋号)
・役職
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ロゴ
また、必要に応じて「ウェブサイトやLINEのQRコード」「SNSアカウント」「顔写真」を含めても良いでしょう。
名刺のレイアウト
見やすい名刺を作成するにあたって、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 余白の取り方
名刺の見やすさを左右するのが余白です。余白の取り方次第で、一気にオシャレ度が変わってくるので、色々試してみてください。
- 行間や文字同士の間隔
名刺に載せるテキストの行間は、狭すぎても広すぎても読みにくいので、全体のバランスを見ながら調整しましょう。
また、文字同士の間隔も、読みやすさが左右されるため、とても重要です。
一般的には、文字サイズの0.5~0.9文字分の間隔を入れると読みやすいと言われています。名刺を作成する際はぜひ意識してみてください。
- 強調するテキスト
名刺の中で特に強調したいテキスト(氏名や会社名など)を決めると、名刺をデザインしやすくなります。
強調したいテキストの周りには、大きく余白を取るようにしましょう。
名刺の文字
名刺のフォントは、日本語だと明朝体、ゴシック体、楷書体、英語だとHelvetica、Futura、Garamondが読みやすくておすすめです。
また、フォントのサイズは小さすぎると見づらくなってしまうので、6pt以上にしましょう。
会社名や氏名で使う漢字が、読みにくいものや間違えやすいものである場合は、ふりがなをつけることで、より印象が良くなるはずです。
用途に合わせたデザイン
名刺は使用するシーンに合わせてデザインしましょう。シーンに相応しい色や素材を選ぶのも忘れずに!
ここからは、それぞれの用途に合うデザインのヒントを紹介します。
・ビジネス用
ビジネス名刺のデザインは、基本的にパッと見て分かりやすいシンプルなものがおすすめです。シンプルなデザインで、相手にスマートかつ誠実な印象を与えましょう。
・ショップ用
通販や店舗で使うための名刺は、ショップのイメージや魅力が伝わりやすいデザインを取り入れましょう。
具体的には、一目見るだけでサービスや商品が分かるように、ロゴや写真にこだわると良いでしょう。
・フリーランス用
事業内容にもよりますが、フリーランス用の名刺は、ビジネス用の名刺に比べ、比較的自由にデザインしやすいのが特徴です。
フリーランスにとって名刺は、顔代わりと言っても過言ではなく、自分をアピールするチャンスでもあります。名刺によって、ダイレクトに仕事に繋がる可能性もあるでしょう。
そのため、クライアントや仕事関係者にインパクトを与えるためにも、自分らしさをアピールしましょう。
・学生&就職活動用
「学生は名刺を持つ必要がない」と考える人もいますが、名刺は就職活動をする際に自分をアピールできるアイテムのひとつです。
企業インターンや企業訪問、会社セミナーに参加予定の方は、社員さんに覚えてもらうために、必要最低限の情報を含んだ名刺を用意しておくことをオススメします。
Picsartでテンプレートを使って名刺を自作する方法
ここからは、Picsartのテンプレートを使った名刺の作り方を解説します。
Picsartで利用できる名刺テンプレートの中には、日本で使われているサイズよりも少し小さめの欧米名刺のテンプレートも含まれているので、作成前にサイズをご確認ください。
STEP 1:ホーム画面の「+」ボタンをタップ
ホーム画面中央下にある「+」ボタンをタップして、編集を開始します。
STEP 2:名刺用のテンプレートを探す
画面をスクロールして、「全てのテンプレート」というリンクをタップしましょう。
テンプレートが検索できる画面に移動したら、 検索窓に「名刺」または「Business card」と入力して、自分の好みの名刺用テンプレートを選択します。
STEP 3:名刺の内容を編集する
好きなテンプレートを選んだら、写真の追加・変更や、名刺に必要な情報を入力しましょう。
STEP 4:データを保存する
編集が終わったら、画面上の保存ボタンをタップして、データをカメラロールに保存しましょう。
Goldメンバー(有料会員)は、保存ボタンを2回タップすると、「その他のオプション」のポップアップが表示されるので、そこから保存したいファイルのフォーマットを選択することができます。
ファイルのフォーマットは、PNG、JPG、PDFから選択可能です。そのまま保存したデータを印刷会社へ入稿する場合、一般的にはJPEGもしくはPDFのフォーマットが推奨されています。入稿可能な形式を印刷会社に確認の上、データを保存してください。
編集上級者用:Picsartアプリで一から名刺を作る方法
ここでは画像編集が得意という上級者のために、Picsartを使って、一から名刺を作成する方法についてご紹介!
STEP 1:ホーム画面の「+」ボタンをタップ
テンプレートを使った名刺作成の手順と同様に、ホーム画面中央下にある「+」ボタンをタップして、編集を開始します。
STEP 2:透明の背景を選択する
画面をスクロールして、「カラー背景」から透明の背景を選択しましょう。
STEP 3:画像のサイズを設定する
ツール>切り抜きと進み、 カスタムで画像のサイズを設定します。カスタム比率を設定するには、上部ピクセル数をタップして、希望の数字を入力するだけ!
日本サイズで名刺を作成する場合は、「W1075 × H650」(300dpiで印刷時)と入力しましょう。
また、名刺のフチが不要で、名刺の端まで色を印刷したい場合は、塗り足しが必要です。仕上がり線よりも上下左右に大きめにサイズを設定する必要があるので、「W1146 × H721」で設定しましょう。
STEP 4:さまざまなツールを使って名刺を編集する
画像追加、ステッカー、ペイント、文字入れ機能を使って、名刺を作成します。
STEP 5:データを保存する
テンプレートを使った名刺作成同様、GoldメンバーはPNG、JPG、PDFでデータをエクスポートできます。綺麗な画質で名刺を作成するには、PDFまたはJPGがおすすめです。
自作した名刺を印刷する方法
Picsartアプリで名刺データを作成したら、あとは印刷するだけです。ここからは、自作した名刺を印刷する方法を解説します。
自宅で印刷する場合
自宅に名刺を印刷するためのプリンターがある場合、Picsartアプリで作成したデータを使って家で印刷することができます。
プリンターと名刺用の用紙さえあれば名刺を作成できるので、業者に依頼するよりも安価に仕上げることができます。
名刺用の用紙は、A4サイズで10枚分作成できるものがおすすめです。また、場所によっては台紙からはがすタイプや、ミシン目で切り離すタイプの用紙も販売されているので、お好みの用紙を選んでください。
お店で印刷する場合
お店で名刺を印刷する場合、ネット印刷または印刷業者に依頼するパターン、コンビニで印刷するパターンを選択することができます。
業者に依頼する場合、他の方法に比べると少々値が張りますが、用紙や印刷のクオリティが高いため、完成度の高い名刺を作成することができるのがメリットです。
また、コンビニで印刷する場合は、業者に依頼するよりも安くで作成できます。ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなど、写真プリントができるマルチコピー機があるコンビニで、L判(名刺2枚分)または2L判(名刺4枚分)を選択して印刷しましょう。
Picsartを使ってワンランク上の名刺を作成しよう
名刺は、名前、会社名、役職、メール、住所、電話番号などの重要な情報を共有するだけでなく、ビジネスやブランドの第一印象を決める重要なアイテムでもあります。
センスの良い名刺は、自分のビジネスや自分自身を売り込みたい人たちにとって必要不可欠。
ビジネスやブランドに合わせて、Picsartで名刺をデザインすれば、相手に好印象を与えることができます。Picsartで使える機能を存分に駆使して、ワンランク上の名刺を作成しましょう!