写真・動画編集アプリの「Picsart(ピクスアート)」では、実は「ロゴ」も作成できるってご存知ですか?しかも、Picsartを使えば、パソコンやプロ用のデザイン専用ソフトがなくても、スマートフォン一つで簡単にロゴを作成できるんです。
中には「スマホアプリだとクオリティが落ちてしまうのでは…?」と、心配な方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください。国内外問わずに多くのクリエイターたちから絶大な支持を得ているPicsartでは、初心者でもプロ級のデザインを作れる豊富な機能と素材を用意しています。
無料版でも十分すぎるくらいの機能があるので、難しい技術がなくても手軽にロゴの作成が可能!今回は、Picsartを使ったロゴの作り方をご紹介します。
ロゴとは?
ロゴとは、デザインされた文字やイラスト、図形などを用いて、図案化または装飾化されたグラフィック、シンボル、エンブレム、マークのことを言います。
ロゴには、企業やサービス、ブランドなどがどんなものであるか、何をするものなのか、どのような価値を提供するものなのかといった特徴や内容、イメージを視覚的に表現・投影されています。ロゴを見た人が、それらのイメージを瞬時に理解したり感じられたりできるものといっても良いでしょう。
また、ロゴには、ユーザーへの訴求効果やブランディングの向上、競合との差別化を図り、ファンをも生み出す効果があります。
ロゴは本や美術書などから得たアイデアや閃きといったセンスだけで創作されるのではなく、作り方にちょっとしたロジックがあるのも特徴です。本稿ではそんなロゴの作り方について、分かりやすく解説していきます。
ロゴのデザインをする手順
ここではロゴの作り方について解説していきます。
STEP 1: 事前調査を行う
まず、ロゴを作る前に行っておきたいのは事前調査です。
企業やサービス、ブランドの顔とも呼べるロゴを作成する際には、ロゴで表現したい価値や想いをインタビューし言語化する必要があります。また、ターゲット層や競合他社についてもリサーチしてきましょう。
STEP 2: 方向性を決める
リサーチが完了したら、ロゴの方向性を決めます。例えば、
- サービスの楽しさを表現したロゴ
- サービス内容をイラストで表現したロゴ
- サービス名(文字)を装飾したロゴ
などです。
STEP 3: ロゴ案をいくつか作る
次に、今まで書き溜めてきたアイデア帳を参考に、さまざまなロゴを作っていきます。この段階では、色やサイズなどが違うだけの似たようなロゴではなく、まったく別のタイプのロゴをどんどんクリエイトしましょう。
STEP 4: 候補をいくつか絞る
ロゴをいくつか作成したら、その中から候補をいくつか絞ります。
いくつか絞ったら、それらのロゴの形やサイズを変えたり、反転させてみるなど、同じ雰囲気の中でさまざまな種類のロゴを作成していきます。
STEP 5: 候補を一つに絞る
さまざまな種類のロゴを作成したら、最終的に1つに絞ります。
ロゴを決定したら、ロゴのデザインを微調整していきます。企業やサービス、ブランドなどの想いが詰まった、インパクトのあるロゴをデザインしましょう。
ロゴの構成要素
Picsartを使ったロゴの作り方をご紹介する前に、ここではまずロゴの構成要素について解説していきます。
ロゴの種となる構成要素は、「色」「形」「フォント」の3つです。この3つのバランスを上手に取りながらデザインすることで、想いのこもった印象的なロゴに仕上げることができます。
また、豊富な「色」「形」「フォント」を取り揃えているPicsartを使えば、創作意欲がくすぐられること間違いなしです。
色
色が与える印象は絶大です。ロゴにどのような色を使うかで、企業やサービス、ブランドへのイメージは大きく変化します。
また、色には意味があり、例えば、赤は情熱や炎、力強さなどを意味し、黄色は太陽のような生命力や輝き、グリーンは成長や希望を意味します。
こうした色の意味を考慮に入れて選定することも、イメージを構築するにあたって重要なプロセスです。
形
ロゴを作成するにあたって、形も非常に重要な要素の一つです。
同じデザインでも、角ばっているか、丸みを帯びているかで、ロゴを見る人の印象やイメージは大きく変わります。
企業やサービス、ブランドのイメージを効果的に表現する形を作ることは、ロゴデザイン担当者にとって大きなミッションといえます。
フォント
フォントや大きさ、配列の仕方など、文字の視覚効果も、ロゴにさらなるインパクトを与えます。
例えば、高級感や和風な雰囲気を醸したい場合は明朝体のフォント、可愛らしくて親しみやすいイメージを演出したい場合はPOP体のフォントを使うなど、イメージによって上手く使い分けると良いでしょう。
Picsartでのロゴの作り方
いよいよPicsartでのロゴの作り方について解説していきます。
イラストレーション(イラレ)などのデザインソフトを触ったことがない方でも、簡単な操作でプロ級のロゴを作成することができます。
以下の手順に従って、イメージ通りのロゴを作成してみてください!
STEP 1:「+」をタップする
まず、Picsartアプリを開いて、画面下の「+」をタップします。
STEP 2:背景を選択する
作成画面を下にスクロールし、「ペイント」から「キャンパスの選択」をタップして、ロゴの背景となるキャンパスとそのサイズを決めます。そして、画面右上にある「→」をタップ。
キャンパスサイズの選択時に表示される円形の矢印をタップすれば、縦と横の比率を入れ替えることができます。
STEP 3:背景の色を決める(スマホアプリ有料版)
こちらは有料版のみ可能なステップです。「塗り潰し」機能を使って、ロゴの背景であるキャンバスを装飾していきます。
キャンバスは、単色だけではなく、テクスチャ選択で柄にすることも可能です。
色、柄の大きさ、透明度を自由に変えたり、テクスチャを複数枚重ねたり、色を塗ったキャンバスとも重ねたり…。Picsartにはさまざまな機能が搭載されているので、背景だけでも、無限にクリエーションすることができます。
STEP 4:図形を作成する
ここからのSTEPは、無料版でも行うことが可能です。図形を作成する際には、まず図形の色を決めてから、形を決めていきます。
1.色を決める
画面左下の「色」アイコンをタップし、カラーチャートを表示させます。色が決まったら右上にある「✔︎」をタップすると、色が固定されます。
2.図形を決める
画面下の「形」のアイコンをタップすると、画面中央に「形を選択」画面が表示されます。
形は全部で24種類!すべて、塗りつぶしタイプと、アウトライン(ストローク)タイプから選択することができ、それぞれ透明度を変えられます。ストロークを選んだ場合は、線の太さも調整してください。
図形が決まったら、「形を選択」画面の右上の「✔︎」をタップし、キャンバスに戻ります。キャンバス上に指を置いたら、ジグザグにドラッグするように指を動かすと図形が現れるので、大きさや向きを調整していきましょう。
【番外編】ステッカー利用してロゴをグレードアップさせてみよう!
Picsartでは、バラエティに富んだステッカーを用意しています。そのため、図形を作らなくてもステッカーでロゴを作ることもできるんです!
作成した図形にステッカーをプラスするのも良し。効果的に装飾できるステッカーも数多く揃っているので、ステッカーを効果的に使って、ワンランクのロゴを作成してみましょう。
ステッカーは、画面下の「ステッカー」アイコンから選ぶことができます。キーワード検索もできるので、豊富なステッカーの中から、ぜひお好みのステッカーを探してみてください。
ステッカー作成に関してはこちらで詳しく紹介しています。
STEP 5:テキストを追加する
いよいよ最後のステップです。最後に、テキストツールを使って、ロゴの文字部分を作成していきます。
1.テキストを書く
図形ができたら、画面右上の「✔︎」をタップし、「画像を編集する」を選択。画面下にある「文字」アイコンで、好きな文字を書きましょう。
「✔︎」をタップすれば、画面下にフォントが表示されます。ぜひアイデアにぴったりのフォントを見つけてください。
また、1番左の「^」をタップすると、フォントの選択画面が表示されます。有料版で使うことができるフォントを豊富に取り揃えているので、きっとお探しのフォントも見つかるはず!
2.テキストの装飾をする
フォントが決まったら、数々の文字装飾を思う存分施してみてください。思わず時間を忘れて没頭してしまうほど、バラエティ豊富な装飾を試すことができますよ!
こちらの記事では、文字装飾の方法について紹介しています。
【番外編】テキストツールに最新オプションが登場!
「こんなの欲しかった!」的なオプションを揃えているテキストツール。いくつかは有料版での使用ですが、その一つに「スタイル」というオプションが新しく登場しました。
「スタイル」では、色・柄・デザインがすでに仕上がっているので、さまざまなスタイルの中から選んで、簡単に素早く見栄えの良いテキストを作成することが可能です。
STEP 6:ロゴを保存できる
テキストができたら、画面右上にある「適用」をタップし、次の画面で画面上部の受け皿の中にある下向きの矢印をタップして、ロゴを保存しましょう。
もし有料版なら、透過ができて色数の多い画像に最適な「PNGで保存」がオススメです!
Picsartなら
無限のクリエーションに出会える。
充実した機能を備えているPicsartなら、プロクオリティのロゴ作成が可能。豊富な色やフォント、ステッカーも用意されているから、さまざまなアイデアやクリエイティブを形にできます。
ぜひPicsartを使って、企業やサービス、ブランドなどのブランディングに役立ててみてはいかがでしょうか。